カワセミは、小さくて、余り鳴かないので、見つけにくいですが、
東京周辺の公園の池や小川に、高い頻度で、生息しています。

一番簡単に、カワセミに出会う事ができるのは、カワセミで有名な都市公園の池です。
池のカワセミポイントに、大砲が並び、大勢のカメラマンがいます。
カワセミを探すより、カメラマンを探せば、簡単に、カワセミを探すことができます。
餌付けされている場所もあり、人馴れしたカワセミに出会うことができます。

カメラマンがいない場合でも、ほとんどの東京周辺の池には、
カワセミの止まり木である人工カワセミ枝が設置されています。

この枝は、カワセミのための人工枝ですので、繁殖、年中生息していなくても、
６月〜１０月の分散期には、来ている可能性が高いです。
いずれにしろ、最初のチェックポイントです。

次に、池の中に小魚がいるかどうかをチェックします。
小魚がいれば、餌が充分ですので、出現可能性は、高いです。

次のチェックポイントは、糞の跡です。
水面に近い石に、白い糞の跡があれば、期待ができます

東京周辺のカワセミは、２〜３回／年　繁殖すると言われています

４月〜８月　　巣穴掘り　繁殖　巣立ち
９月〜１０月　縄張り争い
１１月〜３月　餌が少なくなり　単独行動

６月〜１０月頃が、雛が、縄張り争いで分散されますので、
また、この頃は、餌も豊富ですので、いろいろな所で、目撃されます。
雛は、思いがけない近距離で、出会うこともあります。

カワセミの鳴き声は、キーキー　自転車の急ブレーキの音のようです。
飛ぶ時に鳴くカワセミもいますが、鳴かないカワセミもいます。
求愛行動や、縄張り争いで、鳴くようですが、普段は、鳴きません。
鳴き声が聞こえたら、チャンスです。

サギも、魚を餌にしていますので、近くにカワセミの生息している可能性が高いです。
サギは、大きく、目立ちますので、直ぐにわかります。
サギが、いる場合は、細かくカワセミチェック、
いない場合は、早めにあきらめたほうが、賢明です。

カワセミを、木陰の茂みの中で、休んでいる場合、探すのは、難しいです
たまに飛び出す飛翔姿や、餌を採るために、ドボンで、気が付く場合が多いです。

東京周辺には、一級河川だけれど、普段は、穏やかな水の少ない川がたくさんあります。
大雨の時は、水が、溢れるぐらい水位があがると思いますが、
普段は、チョロチョロ、両側の護岸はしっかりしていますが、
流れている部分は、跨いで渡れるぐらいの水量です。

緑多い茂った中を、カワセミを探すのは、大変ですが、
川側に向いている小枝に、止まっている場合があります。
また、川沿いを歩いていると、警戒して、逃げ出し、
コバルトブルーの飛翔姿を見せてくれます。

小魚がいるか
流れのない浅瀬があるか
（カワセミは、飛び込んで餌を採りますので、水深が深いと、餌が採れません。）

必ず生息しているはずの河川は、緑の少ない冬のほうが探しやすいです。

流れが、穏やかで、浅瀬があって、カワセミの餌となる小魚がたくさんいる場所です。
グーグルマップや、ヤフーマップで、チェックできます。

カワセミは赤土の断層のような壁に、巣穴を作るそうです。
巣穴に適した場所があるか　これが問題です。
小さな川でも、ほとんどが、護岸工事済みです。
南多摩や、川崎、横浜は、山ばっかりなので、カワセミの繁殖には適した場所かも知れません。

山の中のカワセミは、とても警戒心が強いです。
目撃はしても、高速で横切る一瞬なので、証拠写真を撮影する事も難しいです。